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あっ!危ない!!自宅で転ばないための4つのポイント。

シニア世代の4割が履物によって、ヒヤリハットを経験 その対策は・・?

最近、ご自身やご家族が自宅の中で転びそうになったり、怪我しそうになったことありませんか?

東京都生活文化局の60代以上の3,000人にアンケートを取った結果、履物を着用していたことで転倒した、またはしそうになったと回答した人数は1,234 人、回答されたヒヤリ・ハットや危害経験は3,382 件という結果となりました。3人に1人以上の方が経験されていますね。

※2014年東京都生活文化局「シニア世代における衣服・履物の危険」より

転倒事故は屋外よりも屋内で起こることが多い傾向にあります。

ご自宅で安全・快適に生活できるように、今すぐ自宅でできる転倒防止の工夫をご紹介します。

1)スリッパをかかとのあるルームシューズに変えてみる!

まずは転倒する原因になりやすいスリッパの見直しについて。

スリッパはかかとがないため履きやすいデザインですが、ふとした瞬間に非常に脱げやすくなっています。また、歩き方も足を床にすってしまいがちで、段差につまずきやすくなってしまいます。

一方かかとのあるルームシューズであれば、かかとがしっかりと足についてきてフィット感があります。そのため、脱げる心配が減り足がしっかり動き、足の上がりも良くなります。

2)本人以外も家族みんなでスリッパを履かないようにする!

特に、シニア世代の方にはスリッパを控えて頂きたいのですが、(転倒してお怪我をしてしまうと手術やリハビリなど大惨事になりかねないので・・)なかなか家族で1人だけスリッパを履かないように注意するのも気分が乗らないものです。そういったときには、家族まるっとルームシューズに変えてみるのも方法です。家族みんなで色違いのルームシューズを履くことで統一感も出ますし、家事をするにもルームシューズの方が動きやすいので一石二鳥かもしれませんよ♪

↑写真上段は女性用デザインで、下段は男性用デザインです。
あゆみ SUTTO FIT-スットフィット 公式ページは、こちら

3)必要そうなものはすべて1階に持ってくる!

階段の上り下りは危険が付きものです。なるべく生活動線を短く取ることで、不要な階段の上り下りを減らせます。

私の実家の祖父母も昔は2階に寝室がありましたが、今は1階に寝室を構えています。1階中心の生活ですと安心ですね!

4)玄関での一工夫、椅子や踏み台で安全なお出かけを!

日本のほとんどの家の玄関は、家の中に入る段差部分にあたる「上がり框(かまち)」があると思いますが、シニア世代の方には危険な場所にもなりえます。住宅にもよりますが、玄関の段差が高いようであれば、半分くらいの高さの踏み台を設置することで、いつもより楽に出入りができます。

また、靴の脱ぎ履きも椅子を設置して一呼吸置きながら脱ぎ履きしていただくことをおすすめ致します。急いでいるときほど、注意力が落ちて怪我をしてしまいます。日頃から椅子に座って脱ぎ履きする習慣を作っていきましょう!

まとめ

みなさん、いかがだったでしょうか?

すでに実践されている方、これからやってみようと思われた方、アイデアしだいでは、まだまだお家の中を安全に快適にできるのではないでしょうか?

「○○な事やってます」なんて情報があれば、お知らせ頂けたら当ブログでもご紹介させていただきますので、お知らせ頂けますと幸いです♪